『凪のお暇』 #「空気は読むものじゃなくて吸って吐くものだと思うから」
まだまだ厚い雲が空にいて、朝方あれだけ降った雨もまだ降るのかなって感じです。
さてと、、、やるか。
私はブログを書く前に髪を纏めます。
好きな言葉を綴る、言葉と言葉を紡ぐときに気合いを入れます。
何故って、そこからまた何か新しいものが生まれるかもしれないからです。
そうして、今日も新たに紡ごうとしています。
本当は昨日UPしようと思っていた『凪のお暇』の話。
初めて観たときに、あのシーンやこのシーンのこと書きたいなと思ったんです。
だから、改めて観直して書こうとしたんですが、、、
改めて観直していたら、ちょっと思い出しちゃって。
自分のこと。
思い出しちゃって。
息が出来なくなったときのこと、苦しかったこと。
またあるかもしれないって恐怖で寝れなくなったこと。
そしたら、何か書けなくなっちゃて。
今日は無理だなって。
このブログを久しぶりに復活させたのは、リハビリになるし、過去から逃げたくないと思ったから。
一度経験したら、引きずることもあるみたいだけど、少しでもその可能性を低くする為に。
だから私、書きます!気合いを入れて書きます!
私らしく、Adomaticの目線らしく。
さて、本日は『凪のお暇』です。
この作品は、チェックしていました。
好きな役者さんのオンパレードだったし、何より声フェチの私としては、、、
そして主演の黒木華ちゃん、三田佳子さんに吉田羊さん、これから市川実日子さんも出てくるでしょ。
これ私のツボ過ぎる神キャスティング。
そして何気に今の自分と被る。笑
まぁ私はまだ通院中ですけどね。
今回#1のテーマですけど《空気》これって、今のご時世隠れたブラック項目ですよね。
小さい子どもも最近じゃ空気を読む、そんな世の中。
周りのお友達だけじゃなく、一部の子どもは自身の親に対して空気を読む、これ以上嫌われないために、生きるために。
ちょっと話がズレてしまいました。
私の学生の時の卒論テーマが『アダルトチルドレンと虐待連鎖』だったもので、若干そっちの知識があるもんだから、未だにニュースでは目を引いて頭に残ってしまうんです。
そして現実として悲しいニュースが増加傾向にある。
ヤバい、どんどんズレはじめた。笑
戻しましょ、戻しましょ。
さてと、今回、演出やカメラワークが素晴らしいですよね。
お芝居と一緒で、カメラワークも抑えたほうが後々のシーンが生きることがあると思います。(この件は後半で書きます)
昔はここまで著作権とか煩くなかったんで、このシーンって切り取って載せていたんですが、今は無理なんで言葉で表現していきますね。
私的に注目したい箇所は2点あります。
①
雨の中、凪の新居を後にした慎二を凪が追いかけて「スベってても全然いい。ありのままの私を愛してくれなくてもいいから、今後一切私に関わらないで。」
この台詞の後に、凪と慎二の離れている距離間が一瞬引きでワンカット入りました。
ここのポイントとしては、ふたりが離れている距離が心の距離、そして若干傾斜になっている、これは現状のふたりを関係と立ち位置を表していると思います。
自分から離れていこうとする愛してる凪。
この時点でこの台詞を言えた凪。
今まで自分の中で唯一勝ち組になれるカードとして固執していた慎二、嫌われないようにと自分の気持ちを押し殺してまで慎二に固執していた凪が漸く言えた本音。
この時点でのふたりの立場がこの傾斜で巧く表現されていたと思います。
そしてこれはよくある趣向ですが、雨を降らせることによって慎二のその時の心情を強く表しています。
「また来るね」精一杯の強がりで凪に言う。
この台詞をいうことで実は凪が慎二に固執していた以上に慎二が凪に固執しているというのを観客に垣間見せる。
そしてそのふたりを観ていたゴンのカットを抜くことで、今後のゴンの動向が気になる。
この短いシーンで次回に向け観客を煽る演出。
こんな巧みな美味しいシーンを後半に持ってくるという連ドラならではの趣向ですね。笑
肩を落として帰ってきた凪は緑さんとうららちゃんに救われる。
うららちゃんから自分の昔からのコンプレックスの天パが羨ましいと言われることで凪は救われた。
「今は暫しのお暇でしょ。」この台詞で、この作品での緑さんの立ち位置が明確となって色濃く起ちました。
②
《くじらロード》を横切り、横断歩道を来ている車お構いなしに足早に歩く慎二、ここでは慎二の後ろ姿だけ。
そしてアーケードでも慎二の後ろ姿だけ。
ここではみすずさんとすれ違っているのが近々話しのポイントになる感じですね。
でも私的にはこの慎二の後ろ姿のみを撮っている演出方法です。
決して泣いてる慎二を映さない。
それが後々慎二の本音が溢れるシーンに繋がるっていうね。
「ちょっと、今の人見た?めちゃくちゃ泣いてた!大泣き!」という台詞がたとえなかったとしても、あの足早な後ろ姿だけで、その心情や慎二の性格が滲み出ていたのは、さすが高橋一生ってとこですよね。
そしてモラハラ慎二の本音が溢れ出るシーン。
「付き合い始めの頃、俺にバレないように、すげぇ早く起きて、一時間以上かけて、あいつめっちゃ健気で、俺そんとき思っちゃったんだよね、こいつのこと一生守るって。」
「俺、そいつのことめっちゃ好きなんだ」
あの後ろ姿があったからこそ、この慎二の本音が生きる。
そして、あれだけ凪がコンプレックスに思っていた天パでしたが、実は慎二のこの想いに繋がっていたっていうのが今回1話の最大の見せ場であって脚本のポイントだったと思います。
そしてあの緑さんとうららちゃんとのシーンで流した凪の泪が更に救われた演出でした。(同じ天パ人間としても何だか嬉しかったです。笑)
いやぁ「コナリミサトさん、原作読んだことなくてすいません!」そう言いたくなるくらい素晴らしい作品のようです。
今回、モラハラ慎二さんは攻めませんでした。
だってそこもう既にメディアでガンガンにUPされてますしね。笑
いやぁ、久々のAdomatic目線で書き終えたことを嬉しく思うます。
うん、濃いリハビリたいむでした。笑
また気が向いたらAdomatic目線で書きたいと思います。
この長々な拘り文面、読んで頂けた方がいらっしゃいましたら、感謝致します。
P.S.- このはてなブログですが簡易的なアクセス解析がついてまして昨日初めて1アクセスして頂けたようで。「ありがとうございましたm(_ _)m」